愛犬に合ったタンパク質、選んでみませんか。

このコラムをご覧いただいている方は、ワンちゃんのごはんに高い関心を持っている方が多いと思います。

「安心安全なごはんを、大切なコに食べさせてあげたい」
「食事を通して、ワンちゃんの体質を改善したい」
「食べムラや偏食をなくしたいい」
「食べる量が少ないからこそ、質の良いフードをあげたい」 など、ごはんへの想いはそれぞれ。

その中でパーラブのフードを選んでいただき、興味を持っていただき、本当にありがとうございます!!

ところでフードを選ぶ時、タンパク質の種類を考えたことはありますか?
「犬のごはん=お肉だけど、タンパク質の種類を意識したことはなかった」という方がほとんどだと思います。
そこで今日は、タンパク質(動物性)の選び方をお話したいと思います。

「◎◎な体質なコに、○○はNG!」といったことは、ほぼありません。
それぞれの特徴を知って、フードを選ぶ際の参考にしてみてくださいね。

タンパク質をあげる時の、3つのポイント

一番大切なのは、やっぱり鮮度。
市販のフードの鮮度をチェックするのは難しいですが、手作りごはんの時には、鮮度を意識しましょう。
人間のごはんを作る時に取り分けてあげるのがベストですね。
また作り置きをした時も、3〜4日で食べ切れる量で作りましょう。

2つ目は、脂肪分。
霜降り肉やバラ肉といった脂肪分の多い肉は、消化の際に負担がかかりがち。
たとえば鶏皮のカロリーは、ササミの5倍程度とも言われています。
脂肪分の多い肉は人間が食べるとして、犬には低カロリー・高タンパク・低脂肪のものを選びましょう。

そして3つ目が、加熱。
もちろん犬は肉食なので、生の肉はNGではありません。
生肉には酵素や乳酸菌が含まれています。一方で、豚肉には寄生虫・鶏肉にはサルモネラ菌の危険があります。
またジビエも、処理の仕方によって寄生虫の大きなリスクがあります。
シニア犬や子犬、市販のフードがメインだったコにとって生肉は負担になりやすいため、ご家庭では加熱するのが無難です。

★どの肉も、「骨付き」は腔内や内臓を傷つけるリスク大!必ず骨ナシを選びましょう。

まずは王道、鶏肉

犬のフードに使われる肉の王道は、やっぱり鶏肉。特にササミやむね肉がほとんどです。

たとえばササミは鉄分が少ないタンパク質。涙やけの原因になる鉄分が少ないタンパク質であり、ビタミンAやB群など各種ビタミンが豊富。疲労回復や粘膜・消化器系を守る働きのあるナイアシンが多いのも特徴で、皮膚や被毛の健康維持や血流を促す働きも期待できます。

またむね肉も、抗酸化作用のあるアミノ酸を多く含む部位。脂肪肝の予防に効果があるとされるメチオニンという成分も多く含まれているので、ダイエットをしつつ栄養を取りたいコは、鶏肉がピッタリです。

また涙やけの原因となる鉄分が少ないため、パーラブでは、「きらきらシリーズ」で鶏肉を使っています。

食べごたえしっかり、牛肉

ジャーキーなどで使われる牛肉は、タンパク質・亜鉛・ビタミン・鉄などを含み、皮膚・被毛の健康や筋肉に良いとされている肉。タウリンなども含まれており、貧血や血圧低下に良いとも言われています。

しかし牛肉はほかの肉と比べて脂肪分が多いため、赤身を少量あげるのがポイント。食べ過ぎによる肥満に注意しましょう。

疲労回復には、豚肉を

ドッグフードで見かけることは少ないですが、豚肉も実は優秀な食材。
こちらも肉の中ではカロリーが高めですが、ロース・モモ・ヒレを選べば大丈夫。
ビタミンB群が豊富に含まれており、疲労回復に効果バツグン。
特にヒレ肉は、鶏のムネ肉に匹敵する高タンパク・低カロリー食材でもあります。

パーラブでは鉄分の少ないモモ肉を、「ぼくらのぶたごはん」で使用しています。

意外と注目、ジビエ系

たとば鹿肉は食物アレルギーになりにくいと言われているタンパク質の一つ。
山を駆け回る鹿の肉は体を温め、免疫力アップやアレルギー・かゆみを発症しにくくなる効果が期待できます。
また自然の植物をエサとしているため、必須脂肪酸のリノール酸をはじめとする多価不飽和脂肪酸が、牛や豚より多いとされています。

馬肉も、高タンパク・低カロリー・低脂肪。
カルシウムや必須アミノ酸も牛肉や豚肉と比べて豊富に含まれています。

こうした効果を活かし、パーラブでは鹿肉を「ぼくらのしかごはん」、馬肉を「もりもりシリーズ」に加えています。ジビエは手作りごはんではあげにくい食材だからこそ、フードを活用してくださいね。

肉にはない栄養を、魚から

「犬=肉」のイメージが強く、意外と取り入れることが少ないのが魚。
しかし魚には、肉にはない栄養素が豊富に含まれています。

その一つが、n-3脂肪酸。DHAやEPAといったおなじみの栄養素が多く含まれています。

DHAやEPAは良質な脂質。魚に含まれる脂肪は太りにくく、逆に体脂肪が減少するという研究結果を京都大学の研究グループが発表しています。また脳の働きを活発にすることから、シニア犬の認知症予防に効果があると言われています。

また魚のタンパク質は肉と比べて“すじ”が少なく、消化しやすいというメリットも。「ぼくらのさかなごはん」では、上質で鮮度抜群の鰯、宗田節、鰹節、鯖節、焼きアゴ(全て国内水揚げ!)を使用しています。

タンパク質という、新しい基準

今は多種多様なフードがあり、何を基準に選べばいいか迷ってしまいますよね。
原料の質や添加物の有無はもちろん、これからはタンパク質の種類も、フードを選ぶ基準にしてみてはいかがでしょうか?

パーラブのフードはどれも、どれも明確に原料を公表しています。
ぜひ、どんなタンパク質をメインに使っているかをチェックして、大切なワンちゃんに合ったフードを選んでみてくださいね。

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