前回、犬の温活をご紹介しました。
体を外側から健康にする温活に対して、今回は体の内側から健康になれる腸活がテーマです。
便秘・下痢・胃もたれ・胃痛など、人間も胃腸の悩みを抱えている方は少なくありません。
また犬や猫にとっても、胃腸が健康であれば、様々な不調を予防することができます。
犬だけでなく猫や人間も一緒に使えるサプリもご紹介。家族みんなで、体の中から元気になりましょう。
健康は、胃腸から作られる。
最近、犬や猫の腸には「全身の免疫を司る」役割があることが分かってきました。
というのも、犬・猫の腸内には1000種類以上、数百兆個もの腸内細菌がいると言われています。
それらはごはんを糧に、競い合ったり補い合ったりしながら生態系を作っています。
“腸内フローラ”という言葉を聞いたことがあるかもしれませんね。
その腸内フローラが作っているのが、腸管免疫。
外部からの細菌は防御し、食品のような栄養は取り入れるという優れた働きをしています。
体の中に乳酸菌・ビフィズス菌と呼ばれる善玉菌を取り入れることが腸内の免疫力を高め、「良いものを吸収し、悪いものを出す」役割を活発にするのです。
“出す”って、大切。
では逆に腸内環境が悪く、老廃物がうまく排出されないとどうなるのでしょうか。
老廃物がうまく排出されないと毒素がたまり、様々な体の不調を引き起こします。
たとえば便秘や下痢、また栄養が上手に吸収されないため、体重が増えなかったり被毛のトラブル・アレルギーなどを起こしやすくなります。
人と暮らし、外気に触れ、ごはんを食べるといった生活で「菌が入ること」は避けられません。
むしろ免疫力を高め、病気に強い体を作るためにも、ある程度、菌に触れることは大切。
だからこそ、“悪いものを上手に出す”腸内環境の整備が、強い体づくりに重要なのです。
腸活は、生活の見直しから。
人間と違い、犬や猫はどうしても同じフードを食べ続けることが多く、栄養が偏りがち。
そこで意識的に腸内環境を整える=腸活が大切になってくるのです。
まず、腸内環境はストレスや生活環境で大きく変わります。
運動不足や飼い主とのコミュニケーション不足でストレスがたまると自律神経が乱れ、お腹の調子を壊すことがあります。
また環境の変化も胃腸にダイレクトに影響します。
数日間、飼い主と離れ離れになったり新しい犬・猫・家族が増えた時に、一時的にお腹の調子が悪くなることがあります。
まずはストレスを溜めていないか、暮らす環境が安定しているかのチェックから、腸活を始めましょう。
善玉菌を増やす食生活を。
生活環境を整えつつ、善玉菌を増やす食生活も見直してみましょう。
人間は主に乳製品や発酵食品で乳酸菌を摂ることが多いと思います。
犬猫の場合も、乳酸菌を中心に、オリゴ糖や食物繊維が豊富な食品をごはんに加えましょう。たとえば…
◎乳酸菌:腸内環境を整える善玉菌が豊富なのは、無糖のプレーンヨーグルト。目安は1日小さじ2杯程度。
◎オリゴ糖:善玉菌のエサになるオリゴ糖や、腸の働きを助けるカリウムが豊富なバナナがオススメ。1日20g程度が目安。
◎食物繊維:腸の働きを活発にする食物繊維は、腸活に有効。特にりんごは低カロリーで食べごたえもあるので、ダイエットにもオススメ。小さく切って1日20g程度をあげましょう。
(いずれも体重5kgの成犬が目安。食べさせてもいいものや適量は、獣医師に相談してくださいね)
犬・猫・人間、みんなで使おう腸活サプリ。
生活と食生活を見直しつつ、ぜひ使っていただきたいのがサプリ。
サプリなら普段の食事に少し足してあげれば、効率的に腸活ができます。
偏食傾向のあるコやこまめに食事を工夫する余裕がない方、より質の高い腸活がしたい方にピッタリです。
パーラブでサプリといえばデトックス効果のあるegao(えがお)ですが、今回ご紹介するのは「ハッピーバクちゃん」。土壌菌由来の腸内細菌群をバランス良く含んだ大豆発酵食品で、添加物一切不使用、天然素材のみで作られています。
一番のポイントは、犬だけでなく猫、そして人間も使えるということ。
飲み方は、夕食後に多めの水とともに摂取するというもの。
ウェットフードに混ぜてあげれば、簡単にあげられます。
腸活で、体のサインを見逃さない。
正直、人間には風味が独特…という声もいただいているので、好みが分かれるかもしれません(汗)
そのためまずは、犬や猫、また犬と猫を一緒に飼っているご家庭で、ペット用のサプリとして活用するのも◎です。
特に犬と猫、両方がいるご家庭の場合、それぞれサプリを用意する必要がないのがポイントです。
犬も猫も、いつまでも元気出暮らすためには「上手に吸収して、上手に出す」ことが大切。
特に言葉を話せない彼らにとって、ウンチや体調のちょっとした違いは、重要な体のサインです。
「ハッピーバグちゃん」で、家族みんなの腸を整えましょう。