質問力は出世を制す
『パーラブさんってなんでころころリニューアルするの?すっごくあやしいよね』って同業者の方に言われたことがあります。
苦笑でしたが、なるほど!とも思いました。
世の中にある車も家電も、食品も商品はめまぐるしい変化を遂げているのに、私たちが作るものはずっと同じっておかしいと思うのです。
どうして、すぐに新商品ができるのでしょう?それは、もっと便利に、もっと美味しくという研究がなされているからです。
では、その変化・進化させようと思うきっかけって何だと思いますか??
それは・・・このままでいいのかという『疑問』です。
人は常に『疑問』を解消していくことで成長を遂げてきました。
疑問は言い換えれば、「このままでいいのだろうか?」という自分への質問でもあります。
また、「質問の質は人生の質」という言葉があるように、質問力は出世を制すという事にもつながります。
例えば、
質問その➀:化粧品の使用期限って商品に未記載の場合って未開封で何年で開封後何年でした?
という質問を上司にするスタッフ。
質問その➁:化粧品の使用期限って〇〇で私が調べたところ、未記載の場合未開封で3年以上で開封後は1年だったと思いますが間違いないでしょうか?
という質問を上司にするスタッフ。
どちらのほうが良い印象を受けましたか??
➀のスタッフは自信がないことを上司に責任転換しているだけにすぎませんよね?
それにかわって・・・・
➁のスタッフは自分なりに調べたが、確信を得るためと会社としてその発言をして良いか許してもらうためにしています。
これは大きな違いです。
②の自分の頭で考えるのと、①の人の頭で考えてもらうのとでは、本人の成長度合いは全く違います。
また、私が前職でいた会社では、上司に質問することなど許されることじゃなかった。
とんでもない行だという認識でした。➁の質問ですら、簡単ではなかった。
それはなぜか?
競争社会だったからですよ。
手がかからないのに、仕事をこなしてくる。(1言って5理解する人)そんなスタッフ以外は基本的に出世ができなかった。
営業の世界で数字(ノルマ)さえ、こなしていても出世とは関係がなかった。
質問力を含め人間力を試されているからです。
また、人間の質問力を低下させてしまった原因のひとつがインターネットの普及ではないでしょうか?
良い面と悪い面が何事にもあり、光があれば影があるのも当然・・・
何がそうさせたのか・・・人々はこのインターネットをやたらと信用してしまっている。
SNSやネット上の広告記事を見て、弊社にお問い合わせをいただくことがとても多いのですが、ごく稀にそのインターネットに記載があったことを信じすぎて(鵜吞みにし過ぎて)、間違った知識をもってしまっている方がいます。
そのこと自体に興味をもつことは、決して悪い事ではないと思います。
興味すらもたず、知識がないままワンコを育てるよりは興味をもったこと自体素晴らしいことだと思うからです。
ただ、その情報社会によって人々が大きく失ったと思うのが、私は『自立(独自に物事を完結させる)』=『自分で考える力』
なのではないかと思っています。
仕事をしてお金を稼いで自分で生活さえできていれば自立ですか?たしかにそれも自立かもしれません。
お金を稼ぐことだけでなく、お金を稼ぐためにまず、自分の頭で考えその考えに沿って行動し、物事を完結させる。
そして、それが世の中への貢献や価値の提供になれば、対価としてお金をもらえる。という事だと思います。
インターネットが普及して、情報が簡単に取り出せるようになったとしても、その情報を使う人間が成長しなければ、
使いこなせず、また、情報に使われてしまいます。モノや情報はどんどん進化を遂げます。
あなたは、進化していますか?成長を続けていますか?
社会で活躍するなら質問力を含めて、人間力も磨きましょう。
ぼんやりとしても人間力を磨けるなら良いですが、具体的にわかりやすい質問力を磨くだけで
大きく方向転換ができます。是非、お試しください。
そしてそれがわかってくれる上司のもとでお仕事がしたいですね。
代表 加藤優
株式会社plustは、PURSUIT OF LOVEを通じ【飼い主様とワンちゃんが楽しく暮らすお手伝い】をしています。