江戸時代から続く、「猫と油」の意外な関係

以前、犬と油の関係について、ご紹介しました。
そこで今回は、猫と油の関係についても考えてみたいと思います。

昔から、猫といえば魚のイメージが強く、油を好むイメージは少ないと思います。
しかし実は、猫は昔から油が大好きな生き物と言われていたのです。

今日は猫と油の関係を、歴史を振り返りながらご紹介!
普段の猫の食事に“油”を意識して栄養バランスを整えてあげましょう。

実は猫は、油が大好き!

猫と暮らしていて、目を離した隙にトーストのバターやフライパンの油を舐めていたことはありませんか?

そう、実は猫は油が大好き。
そしてなんと、猫の油好きは江戸時代から知られていました。

化け猫が行灯の油を舐める絵を見たことはないでしょうか?
猫が二本足で夜な夜な行灯の油を舐める様子は、「化け猫」「ねこまた」として、江戸時代の人々の話題になっていたのです。

キッカケは、江戸時代の食生活

猫はもともと獲物を捕る生き物。
その役割を買われ、人間と暮らすようになってからはネズミ退治の仕事を任されていました。

※ちなみに今でもイギリスでは、首相官邸でペット兼ネズミ捕りとして猫を飼う風習があり、「首相官邸ネズミ捕獲長」という公務員として、正式に任命されています(現職は茶色と白のオスのトラ猫・ラリーくん)。

猫が獲物を捕って食べる時に好むのが、肝臓。
肝臓には油やビタミンが豊富に含まれており、貴重なエネルギー源となっていました。

しかし昔の日本人の食生活は、大豆・穀物・野菜が中心。また今のように猫用のフードはなく、魚の骨や猫まんまといった人間の残り物ばかりだったので、どうしても動物性タンパク質や油が不足しがちでした。

もちろんネズミなどを捕って栄養を補っていたものの、それでは足りず、行灯の油に目をつけたのです。
しかも昔の市民が使う油は、安価な鰯油。
ニオイも強かったため、猫にとって行灯の油はまたとないごちそうだったのです。

行灯のゆらめく灯りのもと、猫が二本足で油を舐める様子は、まさしく妖怪。
人間の恐怖と興味の的となり、妖怪として語り継がれるようになったのです。

正しい油、摂れていますか?

そして時代は進み、今や猫用のフードは当たり前。
栄養バランスが整ったフードがコンビニでも売られています。
もちろん江戸時代に不足気味だった動物性タンパク質や油も、今のフードにはしっかり配合されています。

しかし気になるのはその質。フードを選べる時代だからこそ、油の質にもこだわってあげましょう。

意識したい、不飽和脂肪酸

油には「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」があることは、今や多くの人がご存知でしょう。

「飽和脂肪酸」は肉やバターのほか、ココナッツオイル・パームオイルなどの熱帯植物油脂に含まれています。
「不飽和脂肪酸」は青魚や植物性油脂に含まれているもの。DHA・EPA・オメガ脂肪酸などです。

飽和脂肪酸はエネルギー源として体や臓器を動かすのに欠かせませんが、人間同様、摂りすぎると肥満につながります。

一方不飽和脂肪酸は、猫に必要なオメガ脂肪酸が含まれており、血中の中性脂肪やコレステロール値のバランスを整えたり、免疫機能・皮膚・被毛を健康に保つ役割があると言われています。

足りない必須脂肪酸を、アルガンオイルで

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特に猫が積極的に摂るべきなのは、リノール酸。
犬の場合はリノール酸からアラキドン酸と呼ばれる栄養を作ることができます。
これは皮膚・被毛・脳機能を正常に保つために必要な栄養。
しかし猫は体内でアラキドン酸を作ることができないため、食べ物から摂る必要があるのです。

猫の油分補給として最適なのが、パーラブのアルガンオイル
モロッコの南西部にしか生息しないアルガンツリーの種子から採取されたオイルで、若返りビタミンと呼ばれる「ビタミンE」が豊富に含まれています。

また猫に不足しがちなリノール酸も含まれているため、+αの栄養を補うのに最適です。

純粋なオイルを、いつまでも新鮮な状態で

パーラブのオーガニック食用アルガンオイルは、アメリカのUSDA認証、EUのAB認証、イタリアのccpb認証、モロッコの農水省認定を全てクリアしているもの。モロッコから直送した、100%フレッシュ・混ぜものナシのオイルです。

また、いくらいい油でも、開封して時間が経ってしまっては逆に毒となります。
その点パーラブのアルガンオイルは、
開封しても空気に触れにくいパッケージ。
鮮度と質を両立できるため、いつものごはんに加えながら、簡単に栄養バランスを整えることができます。
ちなみに猫には1日小さじ1/2〜1程度を目安に、少しずつあげましょう。

猫にとって油は、足りない栄養素を補い、健康をサポートする心強い味方。
ぜひアルガンオイルで、良質な油を摂ってあげてくださいね。

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