そういえば、犬に油って必要?

油(=脂質)というと、ついつい「太りそう」「健康に悪そう」と敬遠してしまいがち。
一方で最近では、亜麻仁油・えごま油・ココナッツオイル・MCTオイルなどが、健康に良い油として注目されています。

さて、犬のごはんを思い浮かべた時ーー。“脂質”を意識する方は、そう多くないはず。
強いて言えばお肉?でもどちらかというと、胸肉・ササミ・馬・鹿など、あっさり高タンパクなものが一般的だし…。

イメージしづらいということは、犬に脂質は必要ないということ…?
昨今のオイルブームに乗っかって、犬の脂質について考えてみました!

犬にも油は必要!でも…

結論から言うと、犬にも脂質は必要。

重要なエネルギー源になることに加えて、
・脂溶性ビタミン(A、D、E、K)の吸収
・体温調整
・皮膚疾患や傷の治癒の改善
・細胞膜や血液の成分
・内臓の保護

といった役割を果たします。
摂りすぎると肥満・下痢・膵臓疾患・肝臓疾患のリスクがありますが、体を作る上で重要な栄養素であることは、人間と変わりません。

そして成犬の場合、1日の適正量はタンパク質で18.0%、脂質で5.5%とされています。
しかし実は、市販のフードを食べている場合、1日に必要な量の脂質はフードの中に含まれています。

つまり基本的には、市販のフードに加えて油分を足す必要はないのです。

フードの油って、正直不安

とはいえ、「どれほどの鮮度の」「どんな種類の油」が含まれているかを明記しているフードはごく少数。
さらに安価なフードは原料がハッキリしない油を吹きかけていたり、廃肉が加工されていることも多く、質としては不安…。

また手作りごはんを作っている場合、野菜やヘルシーさを重視して、脂質を見落としがちだったりします。

結局、犬にいい油って?

犬に良い油を摂らせてあげるには、人間と同様、不飽和脂肪酸のものを使ってみましょう。

代表的なものでは、エゴマ油やアマニ油。リノール酸やオメガ3脂肪酸を効率的に摂取できます。
最近ではスーパーで手軽に買えるのもメリットですよね。

あげる量は個体差や体調にもよるので獣医さんの判断を仰ぐのがベターですが、ティースプーンで数滴くらいから始めてみましょう。

また、同様に健康に良いとされるごま油・オリーブオイル・グレープシードオイルは熱に強いため、手作りごはんを炒める時に使ってもOK。熱を通すことで栄養が増す野菜も多いので、一石二鳥です!

ちなみに老犬は消化器官が衰えているので、脂質の摂りすぎ内臓に負担をかけてしまいます。
こちらも獣医さんと相談し、適正な量を決めていきましょう。

犬の脂質に、アルガンオイルという選択を

※画像クリックで商品ページへ。

もちろんパーラブは、犬の脂質についても考えています。
私たちがオススメしたいのは、食用のアルガンオイル

アルガンオイルとは、モロッコの南西部にしか生息しないアルガンツリーの種子から採取されたオイル。
若返りビタミンと呼ばれる「ビタミンE」が豊富に含まれているため、日本では美容目的で
注目されています。

そんなアルガンオイル、実は食用でもあるのです。
リノール酸とオレイン酸が豊富に含まれており、熱に強いので料理に使いやすいのも特長です。

さらに私たちのオーガニック食用アルガンオイルは、アメリカのUSDA認証、EUのAB認証、イタリアのccpb認証、モロッコの農水省認定を全てクリアしているもの。モロッコから直送した、100%フレッシュ・混ぜものナシのオイルです。

そしてウレシイのは、ワンちゃんに限らず人間にもイイということ。
お味噌汁に入れたりサラダのドレッシングにしたりと活用しながら、人間もアンチエイジングできちゃいます。

油の一番の敵、それは…

ワンちゃんにいい油をあげる上で一番注意してほしいのは、酸化。
一度開封すると空気に触れてしまい、油はどんどん酸化してしまいます。

いくらいい油であっても酸化してしまったら、胃腸に大きな負荷がかかり、むしろ“毒”になります。
質はもちろん鮮度にも心がけ、無理のなく使える量を買いましょう。
空気が入りにくいパッケージもあるので、選ぶ際の参考にしてくださいね。

ちなみにパーラブのオーガニック食用アルガンオイルも、開封後も空気に触れにくいパッケージ。
「質も鮮度もいい油を摂ってほしい」というコダワリを感じてください!

犬と人間が一つの製品を共用できることは、あまり多くありません。
油を上手に使って、犬と人間がいつまでも一緒にいられる元気な体を手に入れましょう。

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