「散歩嫌い」はどう克服する?お散歩タイムを楽しむために。

お散歩が好きなワンちゃん、多いですよね。
「好きすぎて困る」「雨の日も雪の日も散歩に連れて行かれるんだよね」という飼い主さんも多いと思います。

しかし一方で、散歩が苦手なコも珍しくありません。

犬が散歩に行きたがらないのは、色々な事情があります。
今回はお散歩を嫌がる原因や克服方法についてご紹介します。

お散歩を楽しめるよう、色々な方法を試してみましょう!

お散歩ってやっぱり大切?

小型犬は特に、室内を走り回っていればある程度運動になります。
しかしできれば自宅での運動量に関わらず、1日1〜2回は外にお散歩に行くのがベストです。

というのも、犬は「外の空気に触れる」ことで刺激を受け、脳や体を活性化させているから。
本来犬は、一日中、匂いをかいだり獲物を追ったりしている動物。
「匂いをかぎたい」「新しいものと出会いたい」という欲求が本能的に備わっています。

そこで散歩に出て、気温や湿度の変化を感じたり、他の犬や草木の匂いに触れたり、コンクリートや土といった異質のものを踏みしめて、リフレッシュしているのです。

もちろん運動という意味でも、散歩はとってもオススメ。
肥満防止はもちろん、散歩で脳を活性化させることで認知症のリスクを減らすこともできます。

散歩が嫌いな原因は?

それでも散歩が苦手な子はたくさんいます。犬が散歩嫌いになる原因としては、

✓怖いモノ・存在がある
→苦手な犬や人がいたり、工事や電車の音、車の存在を怖がったりします。

✓首輪やハーネスが合わない
→首輪やハーネスがキツイ・形が合わず食い込みがちだと、リードを付けて歩くことに苦痛を感じます。

✓めんどくさい
→飼い主がいつも抱っこしてくれている子や肥満の子の場合、歩くことを面倒に感じて、散歩を嫌がります。

✓体調を崩している
→病気になっていたり足腰の筋肉・骨が弱ってくると歩くことに負担を感じます。シニア犬はもちろん、急に散歩に行きたがらなくなったら、病気の可能性を疑いましょう。

✓飼い主とコミュニケーションが取れていない
→行きたいルートに行けない・匂いを嗅いでいる途中でリードを引っ張られる・苦手なルートばかり通る・他の犬と遊ばされるなど、犬にとってストレスになる行動が重なると、散歩に拒否感を持つようになります。

「散歩克服」のポイント

ではどうしたら散歩を好きになってくれるのでしょうか。
大切なのは、「少しずつ」「反応を見ながら」「楽しく」です。

◎歩くだけが散歩じゃない
散歩=運動と矛盾しますが、「歩く」だけが散歩ではありません。たとえば老犬や子犬、足腰に疾患のある子には、歩くことは負担になります。その場合は家の前や庭でウロウロさせたり、バギーやスリングを使って外の空気に触れさせるだけで、十分な刺激になります。外に恐怖心を持っている子も、まずは「外の空気に慣れさせる」ことから始めましょう。

◎5分からでOK
同様に、お散歩も5分から始めましょう。誰もいない静かなところで芝生の上を歩かせたり、土や草の上で匂いを嗅がせたり。少し歩いただけでもたくさん褒めてあげてくださいね。

◎コースを変える
いつものコースを変えてみるのも一つ。お散歩ルートに苦手なモノがある場合、その方向を向いただけで拒否をすることも珍しくありません。その場合、できるなら最初からルートを変えるといいでしょう。またお散歩自体に慣れていない子も、まず行きたい方向に歩かせてあげると、お散歩を楽しく感じられるはずです。

◎お散歩グッズを変える
首輪を柔らかいものに変えたり、胸部分にも布があるハーネスに変えてみたり、長さの調整ができるリードにしたり、着けた時や引っ張った時の負担が軽いものに変えてみましょう。また犬は正面から来るものを警戒する性質があるので、声をかけながら横からハーネスをつけるのも◎。しばらく家の中でもハーネスをつけて過ごすのもいいですね。

「楽しい思い出」を重ねる

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少しずつ外に慣れたら、「楽しい思い出」を増やしていきましょう。
おもちゃで遊ぶのも良いですし、一番取り入れやすいのは、オヤツを活用すること。

お散歩中のご褒美はもちろん、立ち止まってしまった時にあげるのもいいでしょう。

パーラブのおやつは、ムネささみコラーゲン砂肝のほか、金時芋など、種類は様々。
お散歩の水分補給にキャメルミルクを使うのも、お散歩のモチベーションアップになります。

冒頭でもお話した通り、お散歩は犬の体にも心にも、とっても良い影響があります。
もちろん飼い主さんとのコミュニケーションという意味でも大切です。
しかし色々な事情で、お散歩に抵抗感がある子がいるのも事実。
その子の気持ちに寄り添いながら、一歩ずつお散歩を通して世界を広げていきましょう。

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