原因からケアまで。猫の涙やけとは?

今回のテーマは、猫の涙やけについて。
加齢や病気など、色々な原因で涙やけは発生します。
しかし何度もまばたきをしていたり、目の下が赤茶色になってしまったり、何とかしてあげたいですよね。

そのためにも猫の涙やけについて知り、色々な対策を試してみましょう。
すぐにできるケアから体質改善まで、色々な方法をご紹介します。

涙やけって何?

猫の涙やけは、涙に含まれる水分や成分を栄養にした雑菌が繁殖して引き起こされるもの。
涙は無色透明ですが、皮膚や被毛にいる常在菌の一部が繁殖しすぎると、赤黒い汚れになってしまいます。

もちろん感情表現としてではありませんが、猫も涙が出ます。
とはいえ通常は目を保護したり表面の汚れを洗い流すためのもので、「流れる」ほどではありません。

しかし何らかの原因で通常の量よりも多く分泌されると、涙を通す涙管から溢れ、涙が流れてしまいます。
それが雑菌に触れ、涙やけになるという仕組みです。
ちなみに犬の涙やけも、同様の仕組みで起こります。

涙やけの原因は?

✓病気
結膜炎・猫風邪・気管支炎・緑(白)内障などを発症すると涙の量が多くなります。猫風邪や気管支炎は、一見、涙と関係なさそうですが、そういった病気から涙の量が増える症状が出ることもあります。

✓外部刺激
長毛の猫の場合、毛が目に入って涙が出てしまう場合があります。ほかにもケンカして爪が目に入って目に傷がついたり、花粉・ホコリ・ハウスダストなどで涙が出ることもあります。

✓猫種・遺伝
たとえばペルシャ、スコティッシュフォールド、ヒマラヤンといった短頭種は鼻が短く、鼻涙管が折れ曲がっています。そのため涙が排出されにくく、流涙症になりやすいと言われています。流涙症になると老廃物がうまく排出されず、目やにも増えてしまいます。

※もちろんほかの猫種でも、生まれつき鼻涙管が通りにくい子もいます。そもそも猫は犬に比べて純血種が少ないため、猫種を特定しにくいです。そのため短頭種に見えなくても鼻涙管が詰まりやすい子がいるので、注意しましょう。

✓フード
フードに含まれるタンパク質は、価格を抑えながら嗜好性を高めるために、粗悪な油やタンパク質、穀物が使われていることが多いです。これらは猫にとって消化しにくく、老廃物として体に残ります。体内に蓄積された老廃物が鼻涙管に詰まり、涙やけの原因になると言われています。

ちなみに涙やけの原因をフードによるアレルギーと考える人もいますが、通常、猫のアレルギーは下痢や皮膚の痒みとして出ることが多く、涙の量として表れることはあまりないようです。

こんな時は病院へ

このように猫の涙やけには色々な原因があります。
そのため涙やけが気になり始めたら自己判断をせず、早めに病院に行きましょう。
原因を特定すれば対策しやすくなるほか、目薬を処方してもらえたり、涙やけグッズも教えてもらえます。

拭いても何度も涙が出てくる
✓常に涙目・目やにが多くて固まっている
✓膿が出ている
といった異変を感じたら、眼病の可能性もあるのですぐに病院に行きましょう。

涙やけの拭き取り方

では、できてしまった涙やけは、どうやってケアしたらいいでしょうか。

まずは拭き取り方。
ティッシュやキッチンペーパーは固いので、目の周りを拭くのにはあまり適していません。
水に濡らしたガーゼで、力を入れずに優しく目の周りを拭きます。

細かな汚れは綿棒が取れやすいですが、目の周りはデリケートなので、なかなか取れない汚れは病院で取ってもらいましょう。涙やけシートやペット用綿棒を使うのもオススメです。

おうちでできる、涙やけ対策

ほかにも、日頃からできる涙やけ対策はたくさんあります。

✓換気・ホコリを取り、刺激が目に入らないようにする
✓フードを変える
✓シャンプーやブラッシングをする
✓ワクチンを摂取する

これらに加えてパーラブがオススメしたいのが、「出す」ことによる体質改善。

水分補給で、涙やけに強い体に

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すでにお話したように、涙やけは鼻涙管で涙が詰まったり、涙が過剰に分泌されることによって悪化します。
ゆえに老廃物を排出しやすい体質を作るのが、根本的なケアになると考えています。

老廃物を排出しやすい体質を作るのに効果的なのは、しっかり水分を摂ること。
しかしお水をなかなか飲まなかったり、飲んだ量を把握できないなど、猫の水分補給は難しいですよね。

そのためにオススメしたいのが、キャメルミルク

◎猫や犬の体に負担となる乳糖が入っていない
◎脂肪分・カロリー・コレステロール・糖質ともに牛乳より低く、とってもヘルシー。
ビタミンCやミネラルが牛乳より豊富
◎牛乳にはない不飽和脂肪酸も入っている

つまり、水分だけでなくバランスよく栄養補給もできます!

しかも生産しているのは、本場UAEで、ISO22000を取得している衛生的な工場。
6500頭ものラクダの健康管理を徹底し、製品開発、品質維持、全てにおいて高いレベルを維持しています。

水分を摂ることは脱水症の予防になるほか、体の巡りを良くし、病気になりにくい体質にもつながります。
キャメルミルクで、内側から涙やけケアをしていきましょう。

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