今や、ペットショップや雑貨店、高級ブランドでも、犬用の服が並ぶようになりました。
ワンちゃんに着せる服を選ぶのが好きな方や、お揃いコーデを楽しんでいる方も多いのではないでしょうか。
また、普段は服を着せていなくても、ハロウィンやクリスマスなどにコスプレを楽しむ方もいらっしゃるはず。
一方で、「犬に服を着せるなんて」と違和感を感じる方も、犬の好き嫌いに関わらず存在します。
もともと体温が高く汗で熱を発散しにくいのが犬の特性。
さらに被毛があることから、あえて犬に服を着せる必要がないと考えるのも、もっともなこと。
しかし実は、理由があって犬に服を着せている方も多いのです。
今回はその理由をご紹介したいと思います。
傷の保護のため
最もシンプルなのは、傷の保護のため。
犬は避妊・去勢をはじめ、病気の治療のために手術をすることがあります。
その時にお腹の体毛を剃り、術後に縫い合わせるのですが、傷がうずいたり違和感があったりして、傷を舐めてしまいます。
犬が傷を舐めるのは、唾液にわずかに含まれる酵素や微生物によって傷を治そうという本能的な行動。
しかし開腹手術をした場合、舐めた刺激から傷が開くリスクがあります。
それを避けるため、負担の多いエリザベスカラーではなく術後服を着せる飼い主さんも多いです。
かわいいデザインも多いあるため普通の服と見分けがつかないですが、背中で脱ぎ着できるようになっていたり、服を着たままトイレができる仕様になっていたりします。
ほかにも皮膚病のケアとして、服を着ているワンちゃんもいます。
ヒート中のサポートのため
犬は人間同様にヒート(生理)があります。
もちろん女の子のみの症状ですが、発情期前後、年に1〜2回、2週間前後の軽い出血があります。
おしっこのように意識的にコントロールできるものではないため、出血によって周りを汚してしまう可能性が高いです。
また陰部を清潔に保つために、ヒート用のパンツや服を着せることがあります。
オムツ・マナーパッド+洋服は便利!
高齢犬は自分で排泄する能力が衰え、粗相をしてしまうこともあります。
またトイレトレーニングが完全ではなかったり、カフェや公共の場など、トイレがしにくい場所もあります。
そうした時にオムツやマナーパッドを使う事が多いのですが、それらを隠してあげるために服を着せることがあります。
また服を着せることでオムツをズレにくくしたり、犬がオムツやパッドから気を逸らせる役割も果たす、便利な存在だったりします。
夏の暑さ、冬の寒さが苦手なコへ
犬の被毛は、紫外線や寒さから身を守るためにあります。
しかし日本はご存知の通り、四季による気温の変化が激しく、特に夏はうだるような暑さ。
サモエドやハスキー、さらに熱を逃がすのが苦手なパグやシーズーといった短頭種は暑さが苦手です。
そうした場合、紫外線から暑さを守るために、服を着せることがあります。
特にサモエドは暑さを軽減するためにサマーカットといって胴体の毛を刈る事が多いのですが、それによって肌がノーガードになってしまうので、夏場に服を着せているのです。
逆に寒さに弱いのが、チワワやプードルといった小型犬・イタリアングレーハウンドやミニチュアピンシャーといった短毛種。
体毛が少なく体の熱を発散しやすいため、防寒着としての服が必要です。
ファッションだって、立派な理由!
調べてみると、服を着る理由は実に様々。
しかしもちろん、犬が服を着るのに理由は必要ありません。
よほど嫌がったり、負担にならない限り、「うちの子、めっちゃカワイイ♪」という飼い主さんのトキメキも大切ですよね。
特にこれからは、ハロウィン・クリスマス・お正月などイベントが控えています。
お正月の年賀状用にワンちゃんのコスプレ写真を撮ったり、イヌ友で仮装パーティーを楽しむこともあると思います。
服を上手に取り入れて、ワンちゃんとの思い出をたくさんつくってくださいね。
皮膚と被毛のケアに、オーガニックシャンプーを
ワンちゃんの被毛と肌を清潔に保つため、シャンプーにも気を配ってみてはいかがでしょうか。
パーラブが展開しているのが、オーガニックトリートメントソープ。
シャンプーは洗浄力と皮膚への負担のバランスが難しく、どうしても犬に負担になってしまうもの。いわばシャンプーの宿命です。
それを少しでも軽減したいと開発されたのが、オーガニックトリートメントソープ。
天然植物由来のマイルドなアミノ酸系洗浄成分などをベースに、オーガニックのアルガンオイルや抗炎症効果のあるハーブMIXエキスを配合した、潤いと抗炎症機能をもたせたシャンプーです。
役割に合わせた服を着たりファッションを楽しみつつ、皮膚・被毛はオーガニックトリートメントソープでケアする。
そんなバランスで、これからのイベントシーズンを楽しく過ごしましょう♪